『アメリカ人は音楽が上手い』
というのは周知の事実であるが、なぜここまで他の国と差が出ているのだろうか?
いろいろな観点を持ちたい。
まず、リスニング能力に関わらず、マーケティングの面で見ても、アメリカ発のヒット曲はあまりにも多い。
世界規模で見ても、アメリカの人口は3億で、それ以外の国は、英語圏で21億人、英語圏を含めた全人口が78億人
26:1の割合でしか、アメリカ人は占めていないのにも関わらず、ヒットチャートを独占している。
続いて、マーケティングの視点ではなく、リスナーの視点になった時、
ある程度耳が肥えてくると、アメリカ人全体のレベルがやべぇ、
や、やべぇこいつら・・・となってくるのである。
音楽の評価基準は、いつか自分が一人前に弾けるようになってから、制定したい。
今言えることは、純粋にアートという、一種の競技的な視点で音楽をとらえた時、
アメリカ人は半端じゃない。
では、なぜこうもアメリカと海外諸外国でこんなにも差がついているのか?
いろいろな理由が考えられるが、まず考えなければならないのが、『ゴスペル』だと思う。
ゴスペルの特徴は、教会の歌である。
誰が作曲したんだか知らないけど、まずその歌どもが素晴らしすぎる。
作曲家出てこい、
そんなとても良い曲が何世紀にも惹きわたって、歌い続けられていく。
何人もの人が歌っている中で、もっと上手くなって、上手い良い音を捧げようとか思う人も出てくる。
彼らの本気度は違う
そんな向上心の塊どもが、何年もかけて洗練されて土台を作っていく。
そして肝心なのが、その土台が派生して、他の人の喋り方に影響をしたこと、
それがイギリスから移民してきた人々が身につけた、アメリカ訛りであると思う。
アメリカ英語を勉強した人からたまに聞くのが、英語を勉強してから、音楽から聞こえる量が増えた、という話だ。
私自身も、英語が聞き取れるようになってきたにつれ、音楽から得られる情報、音の響き方が変わったような実感もある。
つまり私が言いたいのは、アメリカ英語は、歌の上手なゴスペルの影響を強く受けている。
上手な歌を歌う口の使い方、喋る時の口の使い方をハイブリット仕様にしたもので、結果、音楽を聞き取れる情報量が他の国に比べて多い。
(上手に歌うには、上手に音楽を聞き取らねばならない。)
故に、いい音楽が生まれるのではないか?
ということである。
Katy Hudsonは、みなさんご存知の通り?KatyPerryの本名である。
あえてここではハドソンと呼びたい。
ハドソンのLast flyday Nightという曲のMVに出ている女性アーティストに、レベッカ何ちゃらという人がいる。
実はLast flyday Nightという曲は、この女性アーティストレベッカのFlydayという曲にインスピレーションを受けている。
インスピレーションというよりは、ハドソンがレベッカをイジった、、見方を変えると保護したとも言えるのだが、また長くなる。
割愛
ベッカのFlydayはある著名な作曲家が、『こんなにひどい音楽は聞いたことがない!!』
と言って、悪評が立ち上った結果、Youtubeで1.6億回再生されるようになった、
面目不躍如な伝説の音楽である。
このような結果で、自分の名前が広まるなんて、なんとも不憫である。
ともあれ、私がこの音楽を耳があまり肥えてない時に聞いた時、
別にそんなに悪くないんじゃないかなぁ、と思ったのである。
(今聞いたら最悪である。問答無用で、申し訳ないが2度とフルで聞くことはないだろう。敬意に欠けてしまうが、嫌味な要素が集まってもなお、機械的に曲を成立させていること。数ある最悪な曲から、偶然、見せしめのようにピックアップされたのだから不憫だと思う。でもみんな最初は下手からスタートしたんだから、曲がひどいというのはお門違い。もっと頑張れる!が正しい。)
長カッコであった。
アメリカでの反応はすこぶる悪く、おそらく耳が肥えてない人が少ないが故のムーブメントであったかもしれない。
アメリカの他のどのアイドルも、日本人のように音程を外しまくることがないことも、
アメリカ人は人前で踊るのは大好きだけど、カラオケで人前で歌うのは苦手な人が多いということも、
ある程度耳の肥えた人が多いが故だと思う。
道ゆくアメリカ人も、掃除のおばちゃんですらも、一度歌わせれば、日本でハッ!というレベル。
こんな音楽大国アメリカ。
でも治安が悪い。
チアンワルイ、キライ。。
ちなみにアメリカの2番手はジャマイカ、その次がブラジル・イギリスだと思う。
Comments